GOLDREAM KYOTO|文化財を支える金箔押しを、現代の暮らしへ
BRAND HISTORIES
京都の寺院や文化財を、静かに輝かせてきた金箔押し。
その技術を受け継ぎながら、今の暮らしに新しい光を届ける工房があります。
京都の美を支えてきた、金箔押しの仕事
仏像や仏具、寺院の装飾、歴史ある建築物。その表面に、薄い金箔を一枚ずつ重ねていく仕事があります。
金箔押しは、華やかな輝きを加えるだけの装飾ではありません。漆を塗る量、乾き具合、箔を置く位置、刷毛を動かす力。その一つひとつを見極めながら、金箔を均一に定着させていく繊細な技術です。
GOLDREAM KYOTOを手がける株式会社 金箔押 山村は、1949年に京都で創業しました。長年にわたり、浅草寺、知恩院、西本願寺をはじめとする寺院や、赤坂迎賓館などの文化財の修復・新調に携わってきました。
人の目に触れる華やかな輝きの奥には、表からは見えないほど細やかな職人の仕事があります。
受け継ぐために、暮らしへひらく
金箔押 山村がGOLDREAM KYOTOを立ち上げた背景には、鎌倉時代から京都に受け継がれてきた金箔押しの技術を、より多くの人に知ってもらいたいという思いがあります。
寺院や文化財の修復に用いられてきた技術は、日常生活の中で直接目にする機会が多いものではありません。だからこそ、伝統を守るだけでなく、新しい形に変えて届けることも必要でした。
驚き・癒やし・感動を届けたい。
ブランド名は、「GOLD」と「DREAM」を組み合わせたもの。世界に誇れる京都の技術と、古来から受け継がれる美を発信し続けたいという、職人たちの願いが込められています。
漆と金箔、わずかな道具から生まれる輝き
金箔押しに使われる主な材料は、漆と金箔です。
GOLDREAM KYOTOでは、文化財の修復にも用いられる金沢産の縁付金箔1号色、23Kの金箔を使用しています。薄く繊細な金箔を、漆を接着剤として定着させていきます。
道具は、人毛を用いた漆刷毛、竹箸、払い刷毛など。長い歴史の中で受け継がれてきた道具を使い、漆の状態や湿度、素材の表情を見ながら作業を進めます。
漆
金箔を定着させる接着剤として使用します。塗る量や乾かす時間のわずかな違いが、仕上がりを左右します。
縁付金箔
金沢産の縁付金箔1号色、23Kを使用。文化財修復にも使われる、繊細で深みのある金箔です。
職人の感覚
竹箸や刷毛を使い、極薄の金箔を一枚ずつ扱います。機械では置き換えにくい、手の感覚が欠かせません。
文化財を支える職人たち
工房では、2代目の中澤孝司氏、3代目の山田雅己氏を中心に、複数の職人が金箔押しの仕事に向き合っています。
中澤氏は伝統工芸士として、長年にわたり寺院や文化財の修復を支えてきました。山田氏は「未来の名匠」に選ばれ、次の世代を担う職人として技術を磨き続けています。工房には、そのほかにも伝統工芸士が在籍しています。
古いものを元の姿へ戻す修復の仕事では、職人自身の個性を前面に出すことはできません。残された意匠や材料を読み取り、過去の職人が目指した姿を想像しながら、静かに手を添えていきます。
一方、GOLDREAM KYOTOの作品では、受け継いできた技術に自由な発想を重ねることができます。守るための技術が、新しい美を生み出す技術へと広がっていくのです。
伝統の技を、手の届く小さな作品へ
GOLD LEAF BOOKMARK
金の葉栞
本物のゴムの葉を葉脈だけの状態にし、その細かな一本一本へ金箔を施した栞です。
自然が作り出した複雑な葉脈と、職人が貼る金箔の輝き。同じ形のものはなく、一枚ごとに異なる表情を持っています。
開発には約2年を要しました。金箔を塗装で覆わず、本来の輝きを楽しめるよう工夫されています。読書の時間に添えるだけでなく、小さなアートとして飾ることもできる作品です。
LUMIÈRE HOZUKI LIGHT
リュミエール ホオズキライト
ホオズキを葉脈だけの状態にして金箔を施し、透明なアクリルの中に封じ込めたインテリアオブジェです。
ライトを灯すと、繊細な葉脈と金箔がやわらかく浮かび上がります。明かりを消した状態でも、自然の形と金の輝きを静かに楽しめます。
ホオズキは、日本のお盆に先祖の道を照らす灯りとして飾られてきた植物です。その文化的な記憶を受け継ぎながら、現代の空間を照らす作品へと再構成されています。
京都から、次の時代へ
文化財の修復には、受け継いだ技術を正確に守る力が求められます。一方で、技術を未来へ残すためには、今の暮らしに合う形を考える自由な発想も必要です。
GOLDREAM KYOTOが生み出す作品には、その両方が宿っています。
古くから変わらない漆と金箔、職人の道具、手の感覚。それらを使って、葉やホオズキといった身近な自然へ、新しい命と輝きを吹き込んでいきます。
寺院を輝かせてきた金箔が、
一冊の本や、ひとつの部屋を静かに照らす。
京都で受け継がれてきた技術は、
暮らしの中で、また新しい物語を始めます。



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