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カート

カートが空です

1760年創業、約250年の井波彫刻を現代の暮らしへつなぐ木彫工芸

井波木彫工芸館

井波木彫工芸館は、1760年創業。富山県南砺市井波で約250年にわたり受け継がれてきた「井波彫刻」の技を、現代の暮らしへつなぐ木彫工房です。井波彫刻は、焼失した井波別院瑞泉寺の再建を機に、京都から派遣された彫刻師の技が地元へ伝えられたことから始まったとされています。

使用するのは、ケヤキ、クスノキ、ヒノキ、キリ、サクラなど主に国産の木材。材は十分に乾燥させ、反りや収縮が落ち着いたことを確かめてから鑿を入れます。木目を隠すのではなく、題材の流れと重ねながら、その木がもともと持つ表情を作品へ生かしています。

井波彫刻の特徴のひとつが、やすりに頼らず、仕上げまで鑿と彫刻刀で彫り切ることです。200本以上の刃物を使い分け、一枚の板を表裏から彫り込む「透かし彫り」によって、奥行きと光の表情を生み出します。

工房では、前川正治と前川大地が親子二代で制作しています。寺社彫刻や欄間などの伝統を受け継ぎながら、前川大地は「雲」を主題に、現代の空間にもなじむ木彫表現を追求。長い年月をかけて育った木と、受け継がれてきた技が、新たな記憶を紡ぐ作品へと生まれ変わっています。